恐怖指数と呼ばれるVIX指数で株価を読む

 

VIX指数は投資家の不安心理、相場の不安定性を示す数値として利用されています。

 

 

米国のS&P500を対象として、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表しています。

 

 

 通常は10から20の間で推移すると言われ、数値が高いほど投資家が相場の将来に不安感を持っているとされます。

 

 

1993年より公表されており、過去VIX指数が高騰した一例

 

  1. 1997年10月 アジア通貨危機38.20
  2. 1998年10月 ロシア通貨危機45.74
  3. 2008年10月 リーマンショック89.53(10月24日 瞬間日中足で記録)
  4. 2011年8月 S&Pが米国債を格下げ48
  5. 2011年10月 ギリシャ危機45.45
  6. 2015年8月 中国人民元切り下げに端を発した世界経済失速懸念40.74
  7. 2020年3月 新型コロナウイルス82.69

 

こうしてみると8・10月に危機が多いような気もします。

 

1987年10月にはブラックマンデーもありました。

 

  VIX指数が40を超えたら底が近い、買い場、と言えるかもしれません。

 

ただ底が見えているわけではないのでリスキーでもあります。

 

それにしてもリーマンショックのVIX指数高騰は際立っています。

 

 

【日経平均ボラティリティー・インデックス】

 

日本経済新聞社が算出・公表して「日経VIX」とも呼ばれ、投資家が日経平均株価の将来の動きをどのように予想しているかが表れます。

 

一般に指数が30を超える状況が続くと投資家は相場の値下がりを意識し、持ち株を減らす方向に動くと言われます。

 

2020年8月現在で27.28となり株価は持ち直してきていると言えます。